• 2021/02/12
  • カーネリアンは上達しなくてもいいダンススクールです

こんにちは、カーネリアンのあや香です♪

 

普段「毒吐かなそう」「優しそう」といわれますが、
ダンススクール業界の違和感について語らせたら、口が悪くなるのをそろそろ周りも気づいてきたようです。笑

 

今日はダンススクール業界に一言物申します!

 

なんで初心者向け、趣味向けのダンススクールでありながら、
「上達すること」にこだわるんでしょうか。

「上達しなきゃ」
「先生みたいにならなきゃ」
「完璧にやりたい」

今までダンスをやってきて、その言葉を何回もきいてきました。

 

何年かダンサーというプロの現場にいたこともあったので、
確かにプロの方は日々あらゆる面で向上していく必要はあります。

 

でも趣味でやってるダンスはプロ並みに上達しなくても、十分に、確実に楽しめます。
ダンスは、誰もが「なりたい自分」になりやすくなって、簡単に人生をより良くできるツールです。

 

でも
「上達しなければ症候群」
に捉われていると、全然楽しめないし、楽しめないことに人生の大事なリソース(時間・労力・お金)を費やすことになります。
もったいなっ!

でもそのよくありがちな「上達しなければ症候群」を取っ払えるかどうかは、
レッスンの雰囲気をつくるキーマンである講師によるところはあります。

 

初心者の趣味向けとして開講してるスクールに在籍してるのに、
「上達しなければ症候群」を助長させる講師、
「上達させなきゃ症候群」に捉われている講師、
多すぎじゃないですか?笑

 

「趣味ではじめたい~ダンス楽しみたい~」と思っている顧客と、
「プロでばりばりやってました~ダンスはうまくなってナンボやで~」と思っている講師。

 

まじでこの需要と供給のミスマッチ、なんで大手のダンススクールこそ気づかないのか。
むしろ気づいていてもなにも変えようとしないのか。

 

プロ育成のダンス講師と、
初心者の方向けの趣味として教える講師。
プロフェッショナルの方向性が全く違います。

 

プロ育成のダンス講師は、
「上達させる技術」が必要です。

初心者の方向けに趣味として教えるダンス講師は、
「誰でも(上達しにくい方でも)楽しませる技術」が必要です。

 

ぶっちゃけ、プロ育成の方が簡単です。←各方面から怒られるかも(笑)
うまくさせるために、「先生=自分の動き」という1つの正解に向かって教えればいいだけだからです。
習う側の個性をつぶして、守破離の「守」を教え抜けばいいだけだからです。

 

趣味として教えるダンス講師がなぜ難しいかというと、
人の楽しませ方は十人十色、ひとりずつの個性にあわせてツボを探っていくからです。
それと同時並行で、いろんなことが初めてで、できないことが多いかもしれない初心者の方を傷つかないように、心理的安全も担保していきます。

相当な労力が必要です。

・傷つかないために伏線をはる
・その人の良いところに気づいて、伝わるように伝える
・失敗しても楽しめる雰囲気をつくる
・人と人とをよりよくつなげて、もうひとつの居場所をつくる
・声を出し、笑わせ、身体を動かし、発散させる

…まだまだ1レッスンでやることはたくさんあります。

 

自分も含めてまだまだな部分はありますが、カーネリアンの講師たちは
「ひとりひとりが楽しめる環境つくる」
「心理的安全を担保する」
をダンスというツールをつかって提供していきます。

 

これに
「ダンスをうまくさせるかどうか」
は関係ありません。

 

だから
「自分(先生)と同じように踊れるようになるまで上達させなきゃダンスは楽しめない」
と思ってるダンス講師は二流、いや三流…通りこして百流ですっ!笑

 

もしくは自分の立ち位置(プロ向け講師なのか、初心者向け講師なのか)を混同しているか、ですね。

 

プロ向けなら上達させないと、その講師の提供価値はないです。

 

でも、趣味向けの講師なのに「みんなをプロみたいに上達させられないなんて、私はダメな講師だ!」と勘違いしてる人多すぎじゃないですか?

 

言い換えれば、「上達する」という分かり易すぎる価値に頼りすぎ。

もっと初心者向けのスクール、趣味向けのスクールのダンス講師たちは、自分の提供してる価値と顧客が求めている価値に大幅な乖離があることに気づくべきです。

 

もっと言えば、趣味向けのダンス講師なら、「ダンスはうまくならなければだめだ」という概念を取っ払って、
それ以外のダンスの効能(より素敵な自分になりやすくなる、友達が増える、自分も他者もリスペクトできる、健康になる等)をひとりひとりに提供できるのが一流だと思います。
とてもとても難しいので、私もまだまだですが…。

 

と、いろいろ書きましたが、
これはあくまで、
初心者向けのダンススクールを約5年やってきて、
初心者のふりをして100回近く都内の他スクールを体験した私個人の所感です。

そして、声を大にして言いたいのはカーネリアンは
「上達しなくてもいいスクール」であって
「上達しないスクール」ではありませんよ。笑

続けていれば、できることは確実に増えていきます!
でも続けるためには「自己効力感(楽しい!もっとやりたい!と思うこと)」が必須条件ですからね~

 

伝えたいのは
「カーネリアンはダンスが苦手な人でもめちゃくちゃ楽しめるダンススクール」
「『上達させなきゃ症候群』『上達しなきゃ症候群』の勘違いをとっぱらいたい」
ということです。

他のダンススクールは、ダンスが苦手な人は話しかけてもらえなかったり、集中砲火されたり、人権がないところも多いから…。笑

より良い形でプロ向け講師と、趣味向け講師の棲み分けができていけば、もっとダンス人口が増えて世の中がよくなるのにな~。
趣味向けに教えられる講師の方が明らかに世の中への貢献度が高いのに、なんでプロ向けの講師ばっかりフィーチャーされるのかな~。

 

悔しいです!

 

もっとダンスをはじめやすくて続けやすい、そして楽しい世の中になるためにカーネリアンをもっと広めていきます。